古典的な脱毛

古典的な脱毛剤は、硫黄、石灰、でんぷんを、水でペースト状にしたようなものばかりです。東西文明の融合地、オリエント世界でも、大きなハーレムが多かったのですが、こうしたハーレムの女たちに、性的な能力向上目的などで、大変ひっぱりだこのようでした。ハーレムの女性たちに広く用いられたことが記されています。地中海沿岸部では、ヒモ状のソフトな器具が使用され、大変痛いながら、指と指でヒモをあやつり、ヒモで毛をはさみ、えいっと抜いてしまうことがありました。このヒモの方法は、現在でも行われているところがあるようです。古代アラビア世界の人々は、なわを体の皮膚にのせて、縄目をつかって、ヒモではさみこむような効果を狙っていたということですから、この地方の人々の傾向としてあげられるのかもしれません。現代でも、つい最近まで、カミソリやクリームまたは泡状の薬剤をつかっての除毛、毛抜きなどを使用しての脱毛が行われるのが主流でしたから、時代を超えて感ずるところがあります。